普段はフィリピンで有名な Doña Maria というブランドの日本種米を食べていますが、自宅隔離期間にフィリピン独自の品種米を食べる機会がありました。
折角なのでフィリピンにはどんな種類のお米があるのか調べてみました。
フィリピン米の分類
お米は世界で10万種類以上のイネが栽培されているそうですが、
大きく分けて3種類に分けることができ、フィリピン米はインディカ種に分類されます。
ジャポニカ種
日本、朝鮮半島、中国東北部などで主に栽培されているお米。
短く円形に近い。炊き上げるとねばりとつやが出るのが特徴。
冷めても味が劣化しにくい。
インディカ種
中国中南部、インドや東南アジア、アメリカなどで主に栽培される米。
生産量が最も多く、世界の生産量の8割を占める。
細長く、炊くとパサパサした感じが特徴のため、ピラフやカレーに合う。
ジャバニカ種
ジャワ島などアジアの熱帯高地、アメリカ、ブラジル、イタリア、スペインやアフリカに多いお米。幅が広く、大粒なのが特徴。
味はあっさりしてインディカ米に近く粘りはあまりない。
フィリピン米の種類や特徴
「米」の呼称に関して
一般的には英語の「Rice(ライス)」で通じますが
タガログ語になるとお米の呼び方は炊く前と炊く後で呼び方が異なり
炊く前の米を「Bigas(ビガス)」、 炊いた後の米を「Kanin(カニン)」と区別しています。
その他、もち米を指す「Malagkit(マラギット)」や 「玄米」を指す「Palay(パライ)」 などフィリピンには米の種類によっても呼び方が様々あります。
主なフィリピン米の品種
スーパーに行くと量り売りで購入することもできます。
フィリピン米の品種に関しては下記が有名です。
Dinorado(ディノラード)とSinandomeng(シナンドーメン)が人気の2大品種。
Dinorado
特徴:お祝い事や、お祭り、誕生日など特別な機会に食べられる品種。ややピンク色の粒で、香りと甘みが特徴。炊くと柔らかくふわふわした仕上がりになります。
Sinandomeng
特徴;最も一般的な品種。炊いた後の香りや味がよく、やや柔めでふわふわしている。
Intan
Milagrosa
Wag-Wag
特徴: ※安くてパサパサなので炒飯や屋台で使われているらしい。
Long-grain Rice
C4 (UPLB C4-63G)
IR36
IR42
IR64
上記品種を扱うポピュラーなブランド
Best Choice
Doña Maria
Golden Grains
Harvester’s
Highlands Rice
Ifugao Rice
Mrs. Lam
Vita-Rice
まとめ
フィリピンのお米は美味しくないイメージがあったのですが(確かにジョリビーや屋台のお米は推測するに安いお米を使っているので本当にパッサパサで不味い)、品種によっては意外とフィリピン米もおいしいことがわかったのは個人的に大きな発見でした。
是非、機会があれば Dinorado 米を食べていただえけば、フィリピン米の意外な美味しさに気づかれるかと思います。
※実物の写真など現時点でとれていないのでこちらの記事は随時更新してきます。
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