【フィリピン】無保険でデング熱にかかった場合の入院費用

病室からの眺め。北方にオルティガス方面のビル群が見える。

先日は娘の誕生日を楽しみにしていたのですが、
急に娘が発熱し、結果的にデング熱と診断されてしまい、4日ほど入院という残念な誕生日を迎える形となりました。

しかも運悪く娘の健康保険が切れていたタイミングでの入院となり、
高額な入院費用がかかってしまいましたので
やはり保険は偉大だと再認識した思いと、
備忘録として、どなたかの後学となることを期待して書き残したいと思います。

スポンサーリンク

入院~退院までの経緯

 

入院前

10/26(月):朝起きると39度の突然の高熱。
10/27(火):38度~40度あたりを行ったり来たり。
10/28(水):熱は下がったが、食欲が全くない状態。
10/29(木):熱が再発。引き続き食欲もなし。
10/30(金):一向に回復する傾向が見られず、救急に駆け込む。デング熱と診断

入院

10/31(土):普段明るく活発なだけに、真逆のぐったりした娘の姿を見ていて辛い。食欲なし。
11/1(日):昨日と様子があまり変わらず。血液検査の結果、血小板の数値がかなり低い。
11/2(月):食欲が回復。娘に笑顔&元気が出てきた。血液検査、血小板の数値がまだ低い。今晩も泊まり確定。
11/3(火):最後の血液検査。数値が回復し、退院許可。

 

最初は風邪かと予想してましたが、
熱が再発したり、食欲が全く回復しないため、
金曜日にBGCのセントルークス病院のER(救急)に駆け込みました。

ERで受付を済ますと、発熱が見られるのでコロナ検査が必須とのこと。
このコロナ情勢下で子供は外出制限があり、娘も半年以上家の中でしか過ごしていません。
正直、娘の場合は100%ないだろうと確信しつつも、渋々了承しました。

結果コロナは陰性、代わりにデング熱と診断されました。

ERは患者+付添1人しか入れず、その日は妻に任せることに。
3時間ほど入り口脇の待機所で待っていましたが、
PCR検査の結果がまだ出ず、病室の準備がまだできないとのことで、
私だけ帰宅し、翌日病室に移送されてから出直しました。

入院中の様子

 

娘の病室

デング熱はワクチン&治療薬がないため、対症療法が基本となります。
娘の場合は点滴と、医師からはひたすら水分をとって、おしっこするよう指示されました。
食欲はおろか、水分もいやいや状態だった娘に飲ませるのは苦労しました。

デング熱の傾向の一つとして血小板の減少があるようで、
娘も入院中に何回か血液検査をしたのですが、なかなか数値が回復せずやきもきしました。
入院3日目でやっと食欲が回復し、色々食べられるようになったので安心しました。

病室内のバス・トイレ

コロナの影響で入院部屋は個室しか選べませんでした。
部屋の中にシャワー・トイレが付いているので便利です。

残念ながらWiFiがかなり遅く使い物になりませんでした。
高い料金とってるのだからここは改善してほしいです。

驚愕の医療費

 

合計

それでは、発表いたします。

どーん

74,075ペソ(約16万4千円)

(泣)

内訳

==================================
PCR検査:4,777ペソ
医療用ガウン:4,049ペソ(4人分)
デング熱検査:3,041ペソ
ER料金:8,287ペソ
コロナ隔離部屋料金(初日のみ):5,525ペソ
入院部屋料金(3日分):4,782ペソ x3 =14,346ペソ
Professional Fee:15,000ペソ

※金額の大きかったもののみピックアップ。
※他に注射器や点滴などの費用や、血液検査代などの細かい料金がかかってます
==================================

PCR検査など、通常時にはかからないイレギュラーな費用が料金にのってしまいました。
初日はPCR検査の結果がでるまで、隔離部屋で待機となったのですが、きっちり費用がかかってました。

個人的に意外だったのが、医療用のガウンが一着1000ペソくらいで結構するなと。
おそらくコロナ用の全身を覆うタイプだと思うのですが、使い捨てでこの料金だとコロナで長期入院されている患者の方の費用はすごいことになりそうです。
(そういえば、コロナ治療で140万ペソかかった例がニュースで出ていたような気がします)

Professional Feeというのは患者を担当をする専門医に支払う料金です。金額がかなり大きいので、4日分でこの額なのかもしれません。

セントルークス病院はマニラでも外国人やフィリピンの富裕層が利用するトップクラスの病院のため、
他の病院の場合はこれよりは幾分安くなるかと思いますが、おおよそ似たような金額になるのではないかと思います。

まとめ

我が家にはかなり痛い出費となってしまいましたが、無事に退院できたのでよかったです。

人間いつ何時ケガや病気になるかわかりません。
フィリピンでは、公的な健康保険のPhilhealthや民間の健康保険など選択肢は多いので、
ご自分にあった健康保険の検討・加入を強くお勧めいたします。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
フィリピン関係
スポンサーリンク
スポンサーリンク
鶴のひと声

コメント